讀賣広告大賞の審査!!
2月4日(土)に待望の「讀賣広告大賞」の読者審査員として讀賣新聞・本社に行って参りました。前記事に載せたように祖母が亡くなったばかりで、本来は喪に服しておるべき期間かも知れませんが、これはほぼ1ヶ月前からの予定(知らない方は私の1月16日の記事をお読みくださいね!)ですし、こんな機会はめったには経験できる事ではないので決行する決断を下しました。お婆ちゃんにはその当日の朝に線香を上げてまいりました。「お婆ちゃん、ゴメンネ。行かせて貰います。お許しください!」と。
讀賣新聞社本社は地下鉄の大手町で降りてすぐの場所ですが、インターネットの地図を見たら東京駅からでもそれほど遠くないので地上を歩いて向かいました。ただし、この日は寒くオフィス街を歩くとビル風があり、たいへん寒かった{{ (>_<;) }} サムーッ!
新聞社のビルに入ると9階に上がるように指示される。9階に降りると受付があり、審査票をはさんだバインダーとボールペンを渡される。別室にコートや手荷物を置いて、すぐ審査が始まる。私は最初に審査の仕方や説明の時間があるものだと思っていたので拍子抜けした!確かに送られてきた書類の中に「審査マニュアル」が添えられており、あらかじめそれを読んでおくようにという但し書きがありましたが・・・。
ホールはほぼいっぱいの審査員で埋まっていました。確かすいている部門から審査をしてくださいという記述があったなと思い出し、すいている箇所を捜す。どこもすいていない気がしたけど(><; 審査する作品は壁に貼られていて、部門ごとに部屋も違うと思ったがそうではなく、ホールいっぱいに長テーブルが学校の教室のように並べられ、部門ごとにパッチされた作品が順番に並べられている。審査員は流れ作業のように椅子のないテーブルとテーブルの間を横に進んでいく。
審査方法は非常にそう思うは1、まあそう思うは2、あまりそう思わないは3、そう思わないは4をシートのマスに記入。讀賣新聞社では、単なるデザインの美しさだけを評価するのでなく、ライフスタイルの提案や生活を豊かにする情報提供をする<読者に役立つ広告>に対して送られる賞と考えているそうで、
■クリエイティブ性 ①アイデアが新鮮で面白い、②印象に残る、③きれいで見やすく、センスがよい
■情報性 ①内容がよくわかり、理解が深まった、②役に立つ情報が得られた、③共感でき、信頼感が深まった
全ての作品一つ一つに上の6項目を4段階で評価していくのですから、容易ではありません。はじめは慎重になります。でも、全部で190の作品を見ていくのですから時間が相当かかってしまうなぁ、できるかしら?と不安に陥る。周りを見回すと皆さん、審査がすごく早い気がした。しかもテーブルと後ろのテーブルとの間隔があまり広くないのでじっくり考えて しまうとうしろがつかえてしまう。マニュアルの注意書きを思い出した。第1印象で答えてくださいと書かれていたことを。そうは言っても、情報性は書かれている文章を読まねば判断できません。この点は評価が難しいところだと感じました。途中からは時間をかけても大丈夫な空いてる箇所を捜して評価しました。その頃にはだいぶ審査を終えた方が多かったかガラガラになってました。
中にはそういえばこの広告見たことあるな~とか、へ~面白い広告もあるんだな~とか在ります。広告のいい悪いは別にして、見ているうちに広告を考える各企業の方のご苦労などを考えるようになりました。そして、一読者になって考えたら、新聞の記事と違って広告はじっくり読む人は少ないので、クリエイティブ性は当然だが、情報性は短い文章で情報が伝わる広告の方が優れているのでは?と思えました。
讀賣新聞社のこの企画の事務局に対しては、評価の仕方も画一的には割り切れるものではないし、この評価で正しい評価が下せるのかも疑問に思えた。特に情報性の中の項目に②役に立つ情報が得られたかや③共感でき、信頼感が深まったとあるが、その商品や企画に興味がない物であればどんな情報も役に立つとは思えないし、増してや信頼感なんて沸くはずもない。公平に評価する事は絶対に難しい。今後の課題にしていただきたい。
審査にはおよそ2時間半くらい掛かりました。やや下向きに立ち通しだったため、腰がたいへん疲れました(´ヘ`;) いずれにしても、読者代表の一人としてこのような企画に参加できたことたいへんうれしく思います。最後に審査のシートの記入漏れがないか確認してもらい、ありがたい謝礼を頂いて帰路につきました。早く審査の結果を知りたい。速報は3月8日朝刊にて発表。作品は4月下旬に載せられるとのこと。結果が楽しみだ!
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コメント
▽男爵さんへ
イマイチ、短くてビシッと決まるタイトルが考えられなかった~~。ところで、発表って表彰があるのかしら?参加賞だけでもありますか??
▽カヅ君へ
上のピーコさんへのコメントに書いてあるように今回で3回目の参加だという方がいらっしゃいました。おまけに他新聞の同じような企画にも参加したとのこと!病み付きになるのかな?けっこう立ち通しと斜め下を見てばかりで腰が痛くなりました。でも、いろんな作品を見て楽しかったです。来年も参加してもいいかな?って思うくらいでした(笑)
▽のらリンの姉さんへ
楽しかったけど立ち通しで疲れた~_| ̄|●
謝礼の使い道?東京駅で東京名物(迷物?!)の「金の鈴たい焼」を買って帰りました。残りはモチ自分の小遣いに。
▽ミッチさんへ
審査の日を覚えて下さってとっても嬉しく思います。ありがとう!
疲れたけど楽しい時間が過ごせました。そうだ!書道会の理事長が展覧会の優秀な作品を選ぶときやはり目に入ってくる作品を時間をかけずにパッと選んでゆくの見たことありました!実に早かった。何でもそうかも知れませんね。後半は慣れてきててきぱき判断できましたよ~。
▽はちさんへ
残念!讀賣じゃないのね。どんな作品が大賞を取れるかすごく気になります。
そのあとから、新聞を見ると広告が気になるようになりました。意識がちょっと変わりました。
投稿: タム | 2006/02/12 22:50
颯爽と審査に向かったであろうタムさんを想像し、フフ~~ンとしています。
結構それなりに大変そう(~_~;)
ぼーーっと過ごしていて感受性が欠如!?してきているはちには、ムリかも。
いや、持ち前の「適当」精神が遺憾なく発揮され、ど~でもいい評価をしそうだ。
やはり向いていない。
3月8日ね。
おっと、うちはローカル紙でした。
投稿: はち | 2006/02/09 18:47
タムさん、私前のブログで2月4日が審査の日とあったので楽しみにしていました。折りしも前日こちらは大雪だったので雪かきをしながら今頃タムさん、審査しているんだろうな・・・ってね。その様子が写真で大方見当つきましたので腰が疲れたのよーくわかります。190の作品1つ1つに真面目にクリエティブ性、情報性なんて考えていたら限られた時間で終わりませんよね。好みも入りますし。だから第一印象で決めるほかないんでしょう。歌の先生がね、何千という短歌のなかからどれが一番いいか決める時いちいち考えていたら大変で一読して心に入り込んだものの中から選ぶと言っていました。広告なんていうのも迷いだすとたいへんでしょ。でもいい経験をしてちょっぴり羨ましい。結果楽しみにしています。ご苦労様でした。
投稿: ミッチ | 2006/02/09 12:23
最初は「どれどれっ・・・?」って見ていても そんなに数があっては 本当にご苦労様でしたね。
でさ~ 謝礼の使い道は?
(* ^ー゚) 美味しいもの食べた?
お婆様の 面倒みてたのね。そちらもまた
ご苦労様でした。
投稿: のらリンの姉さん | 2006/02/08 23:35
タムさん、こんにちは。
すっかり忘れてました。読売広告大賞の審査。
行って来られたのですね。
タムさんの文章だと雰囲気が良く分かりますね。なんとなくですけど、想像しながら読ませて頂きました。
他の人は何度か経験してはるのかなぁ。僕なんかだと、時間いっぱいまでかかりそうですけど。
また次が楽しみですね。
この後も報告をお願いします。
投稿: カヅ | 2006/02/08 13:08
タム先生!!改めてタム姉さま、コメント有難う御座います。又来てしまいました。タイトルまで考えてもらって有難うさんです。来週には発表します。
投稿: 男爵 | 2006/02/08 09:01
▽ピーコさんへ
控え室で話かけてくる方がおりました。その方はもう3回目の審査とか・・・。以前はもっと面倒で時間がかかったとのこと。私は大変さは在るけど全国規模のこんな企画にまた参加したいなと考えてます。ピーコさんもいかがですか?讀賣新聞じゃないかな?そうそう、話しかけて来た方は、サンケイ新聞のこんな企画にも参加したことあるとのこと!各新聞で毎年行っているのかも知れませんね。
▽男爵さんへ
タム姉さんで○!先生なんてこっちが恐縮しちゃいます。まして、今回選ばれたのは、地域・年齢・性別を反映して選ばれただけであり、特別な書類審査があったわけじゃなく誰でも審査員に成れるものだったんですから・・・。
投稿: タム | 2006/02/08 08:42
タム先生!すんなりと出てきたよ。審査員をする訳だから、やっぱり先生だなー。今まで見たいに「タム姉さん」なんて呼べないのかい?でも男爵様はタム姉さんと呼びたいな。でないと、思い切ったコメントが書けないんだよ。
投稿: 男爵 | 2006/02/07 21:58
こんにちは!
面白い企画に参加されたのですね。
でも、本当に大変そうです。短時間の中で、どんどん決め手いかなくちゃならないなんて・・・
だけど、第一印象ってで審査というのもわかる気がします。ピンとくるというやつですよね。広告って、そういうところ有りますもの。覚えている広告は、たぶんそれにひっかかったものでしょうね。どんな結果がでるか、楽しみですね。
投稿: ピーコ | 2006/02/07 09:37