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2006/11/03

県展 ~千葉県立美術館~

スポーツの秋、食欲の秋、芸術の秋といろいろな秋がありますが、去年あたりから絵画鑑Porttower 賞に目覚めた私は芸術の秋を楽しみたくなり仕事のない休日に県展を見に出かけました。場所は千葉港・ポートタワーのすぐ近くにある千葉県立美術館です。

Kenritubijutukan 日程が前期と後期と振り分けられており、現在後期の分野<日本画、彫刻、書>が展示されています。楽しみなものはなんと言っても絵の鑑賞です。

日本画

HPで調べた時に日本画とあり墨絵の作品かしら?と思いましたがそうではなく一般的な絵で見やすくわかりやすいもので安心。後で調べたら、日本画とは洋画(油彩画)に対して付けられた言い方だそうでウィキペディアによると「油彩に依らず、それまでの日本の伝統的な技法や様式の上に育てられた絵画を指す」そうなんです。

誰にも知られた著名な方の作品でないので親近感が沸きますね。題材も日常的なものが多くわかりやすい。花、人物、風景・・・時には抽象画。知事賞や市長賞、その他の賞に入った作品はそう見るせいかさすがに素晴らしいものでした。でも、賞に入っていなくても個人的に「これは素敵!」って思える作品はいくつかあります。私の場合、自分の家の壁に飾りたいな~と思う作品が多いかな?それにしても「絵が上手い」方って羨ましいものです。

彫 刻

あまり鑑賞経験はなかったので新鮮で楽しいものでした。なんと言っても材料が面白い。太い木材を削り取ったもの、鉄を加工したもの、多種な材料を組み合わせて作ったもの、石膏、ブロンズ、紙。ユニークなものに発砲スチロール、鉄金のねじ?と思われるものもありました。全体に人物の彫刻が多いです。特に女性の裸体。絵画でも多く見られますが、女性の体の線って本当に綺麗だとつくづく思う。大作はその発想力に感心します。それに結構材料費もかかるんじゃないの?なんて余計な心配までしてしまいます。(笑)

私自身も勉強中で関わりがあるのですが、どうも芸術的な分野の書に関しては恥ずかしいことに理解できていないのが現状です(><;!まだまだ勉強不足。草書の字は全てを解読(なんと言う字なのか)するのはできないんです。本当に穴があったら入りたい~。ましてやその字を紙の中にどう配置するか、緩急をどう付けるのかなんてわからない。漢詩も難しい。これはもっともっとたくさん書いて、もっともっとたくさん見ての積み重ねかな?私には見ること自体、私の勉強不足を思い知らされて胸が苦しい鑑賞となりました。私の所属する会の関係者の名を捜して作品を確認する程度に終わりました。ずいぶん遊んでばかりいて書道を怠けている私。将来は県展やその他の展覧会に堂々と出品できるようになりたいものですが・・・・(~~;;; asease・・・)反省させられました!

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コメント

おはようございます、タムさん。
千葉県の県展に行かれましたか?
いいですね~~~。
わたしは秋の県展はとうとう行けないままでした。
秋の県展は実力がある人の絵が見られると聞いていたので、見に行きたかったのですが残念です。
来年はなるべく行こうと思っています。
タムさん書はプロなのですね。
プロというのは大変と思います。
楽しいだけではプロにはなれないでしょうから。
ミッチさんが言われているようにいつかご自分の実力を試せるといいですね。

投稿: 浜辺の月 | 2006/11/06 09:05

▽ミッチさんへ
やはり絵画鑑賞が好きなミッチさん、素敵な展覧会に行けないのはお気の毒ですね。期間中に行けるといいですね。

ももりさんの作品を見に上野に行った時もそうですが身近な一般の方が書いた絵の鑑賞も楽しいものです。日本画・彫刻・書と見てみましたが、わかりやすいのはやはり絵。さまざまな色があり、目にした事のある題材を描かれているので見ていて楽しい。一番判りにくいのが皮肉なことに書。私の今の実力では見ていても楽しくないのが本音です(++;!

それにしても仮にもそれでお金を稼いでいるプロの端くれになるのだからもっと身を入れて書道に取り組まなければと思いました。(_ _;)

▽ピーコさんへ
ピーコさんは絵を描かれるから素人が見るよりももっと絵をよく見ることができるでしょう。
絵って、色から形から本当に見て飽きません。また様々な人が描く絵だから、タッチも構図も変化に富んで面白いとも思えます。

日本画って色彩も色合いも幅が広く素敵ですね。特に淡い色は好きです。今度またピーコさんの絵も拝見させてください。

▽ショウジアンさんへ
おゆみ野でラジオのイベントですか?JUSCOでですか?
おゆみ野、ちはら台はずいぶん変わりました。何もなかったところなのにネ。

絵も見ると面白いですよ。私は若い頃は何回か展覧会を見に行きましたが、このところはしばらく途絶えてました。去年のミラノ展ではまり始めました。

ショウジアンさんはスポーツの秋、食欲の秋派かな、どっちかと言うと(笑)

投稿: タム | 2006/11/04 14:20

昨日はラジオのイベントも有り千葉おゆみ野まで行ってきましたが千葉市は面積も広く色々な風景がありますね・・・京成千原線沿線もだいぶ変わりましたね~
美術館の絵にはほど遠いのですが市の公共関係の施設にも沢山絵が飾られているのを観ていますが皆素晴らしい力作ばかりですね・・・写真とは違い絵には独特の雰囲気が有るのですね~芸術の秋堪能したいと思います・・・

投稿: ショウジアン | 2006/11/04 13:39

絵画鑑賞ですって、いいなあ。
私も行きたいです!!絵を見るのは楽しいですよね。自分の好きな絵をみつけると嬉しくなっちゃいますよね。
最近は油絵も日本画もだんだん境がなくなってきているみたいです。一番の違いは、日本画は岩絵の具を膠を使って描いていることでしょうか。
私は、あの日本画の繊細さが好きで、面倒な岩絵の具を使っているんですが、何の絵でも、繊細な絵は描けるのかもしれないと思います。
私も、抽象画はさっぱり分かりません。風景画とか、花の絵とか、綺麗な感じの作品が好きですね。
芸術の秋!私も頑張らなくちゃ。

投稿: ピーコ | 2006/11/03 20:46

文化の日に芸術鑑賞なんて最高ですね。そういえば、佐倉美術館にも行き、その意欲的な報告、書いてくれましたね。私も、今県美術館でパール・グレー展があり、文学館で「仙台の作家たち」をやっていますのでぜひこの2つだけはと思っていつのですが、連休で明日泊り客があり買出しにでかけなければなりません。なんたる違いとタムさんを羨ましく思っています。やはり足がないと気安く行けませんね。こちらでも、一般の方の入賞者の作品を集めた河北展というのが5月にあり、毎年楽しみに見学します。洋画、日本画、彫刻で書道の方は別な日に設けられています。私も自分では描けないせいか絵が好きで審査員の批評を書いた紙を持ちながら、1つ1つ自分で批評したものと比べて見るのが好きで3時間ぐらいかかります。でも楽しいですね。きっとタムさんもこんな感じだろうと思います。彫刻はやはり女性の裸体が多いですね。お金もかかるけど、置く場所はどうするの?と心配しています。実はタムさんの書道の感想がとても素直で謙虚だったので心ひかれました。私のまわりでも教えている人がおりますが、彼女らは展覧会めざして倒れた人もいます。それに前衛的でわからない作品が多く、私はやはりわかる作品がいいですね。タムさんもいつか公の展覧会に出品してご自分の実力を試して見て下さい。充実した日でしたね。

投稿: ミッチ | 2006/11/03 13:28

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