「ミス・ポター」を見ました!
これは愛用している私の食器です。その食器に書かれた絵。このキャラクターは誰もが1度は見たことがあると思う。そう、青いジャケットを羽織った「ピーターラビット」だ。以前から、このピーターの絵は大好き。繊細な絵と優しい色使い、登場するキャラクターはどれもキュート。でも、いままでじっくりとピーターラビットシリーズを読んだこともなかった上にその作者ビアトリクス・ポターのこともイギリスの作家であるくらいしか知識が無かった!
9月初旬、TVCMでその作者のことを映画にした「ミス・ポター」が公開されるのを知った。 その映画CMの中にわずかに写っていたイギリスの田舎の風景。とっても気になった。ピーターとは離れて、ずいぶん以前からいつかヨーロッパ旅行に出かけるチャンスがあれば、イギリスの田舎の風景は見てみたいと思っていた。あこがれの風景を是非、映画館の大スクリーンで見てみたい。そして、ピーターラビットがどんな風に出来上がったのかも知りたいと思ったのがきっかけだ。
10月の連休、最近できたショッピングモール内にある映画館に出かけた。連休にも関わらず、意外に「ミス・ポター」の上映する劇場内はガラガラ。まあ、ある作家の半生を綴った映画だし、派手な映画ではないと想像できるからそんなものかもしれない。
物語はピーターラビットを絵本にしようとポター自身が出版社に自分の絵本を売り込むところから始まった。ポターは家柄がよく、お嬢様育ち。まだ、封建的な時代(1900年初頭)で上流階級の女性が仕事を持つことなど有り得ない時代だった。彼女は親の奨める縁談をいくつも断り、アーティストとして生きることを目指していた。そして、ついに彼女の本を出版してくれる会社が現れ、ピーターラビットと仲間たちの本はベストセラーになった。彼女は一生を絵本作家として送るつもりだったが、親身になって制作に対応してくれる編集者のノーマンと恋に落ちた。ノーマンを商人とさげすみ、階級が違うとあくまでも反対する両親。それでもノーマンの姉も二人を応援してくれ、生涯を誓い合う二人。ポター役のレニー・ゼルウィガーが品良く美しい。ノーマン役のユアン・マクレガーも誠実で優しい感じ。反対する親は3ヶ月間恋人と離れ別荘で過ごし、それでも心に変わりがなければと言う条件を提案する。毎日毎日、手紙でやり取りする二人。しかし、ある日からノーマンからの手紙がピタリと途絶えてしまった。どうしたのか?
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