朝ドラ「ちりとてちん」終わるも・・
昨日「ちりとてちん」の最終回だった。正直なところ、このドラマを見始めた時のワクワクした気持はだいぶ前から失せ、最近はこの話がどうなるのかとただ見ていただけだった。せめて、最終回は締めとして気分よく終わって欲しかったmmmm。
自分が何をしたいのか?わからず故郷を飛び出し、偶然飛び込んだ先が落語家の家だった。次第に落語に惹かれていき、入門する。修業時代から初高座に上がるまでとその時々の悩みや苦しみ、その間の恋愛模様。不器用ながらも何とかクリアして前進してきた主人公喜代美。何で何をさせてもダメなんかいなと思うくらいの喜代美が一つ一つこなして積み重ねた落語の修業はなんのため?自分が母親となったとたん、母という存在が偉大な者だと気づき、直接母親に誤ることはあり得る。でも、それで13年間の落語家としての積み上げを捨ててしまうのは納得がいかない。ドラマとして「大どんでん返し」を狙ったのかも知れないが、見ているものがそれで「え~っ!!」とは思っても感動するのだろうか?
6ヶ月ほとんど毎日という長丁場の朝ドラ、話を引き延ばすのは大変だとは思う。そのため、主人公以外の登場人物にもスポットを充てることもやむをえないかも知れない。私はもっと主人公の悩みや心の葛藤を丁寧に描いて欲しかった。特に題材とした「ちりとてちん」落語家を目指す過程をじっくり描くか、もっと落語界を紹介してほしかった。
今考えると前半3ヶ月までは楽しみだった。しかし、年が明け後半に急展開。喜代美が憧れの「草々」さんと一気に結婚してしまった辺りからなんだかつまらなくなってしまった。ここ1か月は周りのだれかにスポットを当て過ぎた。そのため、その人たちの葛藤も薄っぺらいものに終わった。
そんな中気に入った箇所もある。まずはオープニングのアニメーションとテーマソング。それから、草若邸。また、その邸を改築して出来上がった「ひぐらし亭」も素敵だった。
ある情報では草若一門の中で静かに人気を得た弟子は四草役の「加藤虎ノ介」さんだという。辛辣なのにどこか憎めない役柄と鋭い眼光。着物の上からでも胸板が意外に厚そうでこの人体を鍛えてるな~と感じていた。そう言われれば私もちょっと気になっていたのだ。おばさま方に人気で「ちりとてちんの<四(四草だけに)>さま」と呼ばれているとか??
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