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2008/05/31

雨中の御礼参りと寄席見物

 久々の平日の仕事休みの日、あいにくの雨だったが、湯島天神へ遅いお礼参り(1月に次男の高校合格を願って参拝。その後希望校に合格、入学)に出かけた。千葉の田舎から東京へ出るのは容易でない。なかなか都合の良い日がなくこんな遅い時期となってしまった。

八街かDsc00120_2ら車で京成佐倉まで行き、そこから電車で終点の上野へ。駅を出ると上野の広小路も傘の波。おまけに気温が低く、梅雨入り宣言はまだないがすでに梅雨入りした気配だ。そこから湯島天神までは歩いて10分ほどで着くのだが、今回で4度目の訪問なのでお上りさんでも迷うことなく歩ける。途中、不忍池沿いを歩くが、蓮の葉がずいぶんと大きく青々としていて夏の間近を感じた。Dsc00117

いつものように男坂を上って、天神様の正面横に出た。こんな雨のこんな時期に湯島天神を訪れる人も少なく、貸切状態で参拝した。もちろん、お礼が遅くなったことも天神様に謝って・・・。

今回はお礼ということで何も買わずに来た道を戻る。雨で濡れた男坂を降りるのは滑りやすそうで慎重になった。でも、濡れた階段の石が風情があDsc00119って素敵に感じた。

さて、私の性格からわざわざ東京まで出てきてすぐ帰るわけがない。実はもう一つ目的があった。実は美術館での展覧会等で上野には何度も来ているのだが、そのたびに広小路を通ると気になっていたのが寄席の「鈴本演芸場」なのだ。今日は夕方の仕事がないので時間を気にせず、「寄席」の昼の部を堪能したいと思っていた。昼の部の時間は12:30~4:30。確か寄席では中でお弁当を食べながら見られると聞いていたから、場内のお弁当も買って食べながら見ようと楽しみにしてた。ところが、入口のチケット売り場に「弁当完売」と書かれていて残念。「他で買って持ち込んでいいのですか?」と聞くと「構いません。」とのことで安心した。幸い、すぐ先に「コンビニ」がありそこでお弁当は調達した。さあ、いよいよ「寄席」の初体験だ。わくわくして、場内へ向かった。

Dsc00121 「鈴本演芸場」は現在はビルになっている。入口は狭くうっかりすると見過ごして通り過ぎてしまいそうなほどだ。雨の日だったから<入り(いり)>は少ないと見ていたが入ってびっくり。ほぼ8割程度は埋まっていた。中はせいぜい300席くらいか?中央の席は後列が比較的空いていてそのあたりにした。全席椅子席で席の前に倒せば小さなテーブルを出せる。最近の映画館のシートは前後左右ゆったり席だが、ここはちょっと前の建物らしく、前後が狭く真ん中の席に入るのに入りづらい。おまけに前後の高低の差もなく、高座を見るのに前の人の頭を避けてずらして見なければいけないのもちょっと不満だったが・・・。さっそくお弁当を広げ食べ始める。もうすでに始まっていてるがガサガサと音を立てても気を使わない点は気楽でよい。Dsc00126

ステージでは奇術の<ロープ>芸?!が行われていた。そして、いよいよ落語が始まる。はじめての落語家さん達だがネタは何だろう?枕話ではその日の前日に発表された<船場吉兆・廃業>の話が出てきたリ、落語家同志の裏ネタを暴露したりと楽しい。漫才あり、漫談あり、曲芸まであり寄席ならではのバラエティ。いつの間にやらあとからお客が入りほぼ満席になっていた。また、ネタによっては前には出ず姿は見えない御囃子(太鼓や三味線の音色)さんの援護があるのも聴いた。そして、いよいよ<とり>をつとめるのは玉の輔さん。ネタは楽しい?!「番町皿屋敷」。こんなにたくさんの落語を聴いたのは初めて。4時間は結構長いが、話に惹きつけられると時間は忘れてしまう。機会を作ってまた来よう。

終わって出口に向かうと、太鼓の音が大きくなってきた。チケット売り場の屋根の上で太鼓をたたいていた。相撲の取り組み終了後に聞こえる太鼓の音みたいに江戸時代ぐらいから伝わる文化なのかしら?後で調べたら、鈴本名物の終焉太鼓だそうで、これは前座さんのお仕事らしい。

いつかファンの柳家三三さんの落語を寄席で聴いてみたい。当分、昼の部しか見られないのだけど・・・。あと、ネタの題名がすぐわかるほどになりたいものだな~。そんな事を考えながらの帰り道だった。

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