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2008/10/24

映画「山桜」

10月の初旬に藤沢周平原作の映画「山桜」を見に行ってきた。

この映画を見ようと思ったのは、今年の5月だったと思うが女優の田中麗奈さんが着物を着て「徹子の部屋」に出演したのを見たからだ。丁度、「山桜」の封切り間近の頃でトークの中心はその映画の撮影秘話だった。時代劇初出演でしかも主演。麗奈さんの着物姿がとても素敵だったのが印象に残った。それをきっかけにぜひこの映画を見たいと思ったが、まずこの映画の上映映画館が少なく、かつ上映期間が短く、1箇所、千葉市内の映画館を見つけたが、その上映期間に都合がつかなく見に行けずじまいだった。とても残念に思ったが、半年もたてばDVDも発売されるだろうしレンタルして見てもよいかと考え直した。

今月に入り、折込広告の中にタウン誌が入っていた。流し読みをしていると映画館の「山桜」の文字が飛びこんできた。映画が好評で他の映画館でも上映をし始めたようだ。しかし、相変わらず期間が短くわずか1週間だけ。今度は無理やり時間を合わせて見に入った。

車でもちょっと時間を要する場所だったので、少し遅刻してしまい席は前3~4列を残してほぼいっぱい。縦断する通路の1列目一番端しか空いていなかった。場内は平日ということもあるが、中高年が圧倒的だった。

Yamazakura_2  原作では、わずか20ページくらいの短編だそうで、しかも藤沢作品では珍しい女性が主人公。登場人物は少なく、しかも台詞もそれほど多くはない。主人公「野江」の内に秘めた芯と愛の強さ。「好きだ」「嫌いだ」と口に出す現代にはない、日本人古来の慎ましさにジ~ンときた。また、この時代の無駄の少ない生活の仕方。一輪の花枝だけを花瓶に飾り愛でる素朴な感覚。着物を着ての立ち居振る舞い。どれをとってもこのころの日本人の感覚や生活ってあらためて素敵と感じた。主演の田中麗奈さんもCMで見るおきゃんな役柄と違い、つましい日本女性を好演していたと思う。着物姿も似合って清楚さと上品さが醸しだされていた。映画が終わり、なにか暖かい涙が湧き出る中、エンドロールを見ていて撮影地の中に<佐倉武家屋敷>(私は以前に訪問している)とあり、思い当たったシーンがある。野江が思い慕う手塚弥一郎(東山紀之さん演)宅を訪れるあのシーン。どこかで見たような気がしたのを思い出した。近場でも撮影したのかとこの映画にさらに親しみが湧いた。

藤沢さん自身は作品の映像化には積極的でなかったそうだ。没後、その家族は彼の作品を真に大切にする方にしか原作を提供しないと考えていたという。今回の映画化には数回の脚本のやり取りがあったそうだ。たった一人の長女の方は次のように述べている。「本のページをめくるように父の原作を観たのは初めての経験でした。」

私は藤沢周平さんの時代小説はまだ読んだことがない。これを機会に読んでみようかと今思っている。

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コメント

▽ピーコさんへ
藤沢周平さんって名はよく聞きますが、残念ながらその小説は読んだことがありません。
NHKの時代劇もあまり見たことがなくその世界や雰囲気さえも想像できません。

でもこの映画を見てなんとなく藤沢さんの書いた世界が分かる気がしてきました。
かつて山本周五郎の時代小説を読んだ時もありましたが、今度は藤沢周平のそれも読んでみようかと思ってます。

こんばんは!

藤沢周平さんの作品・・・
素敵な世界ですよね、母が大好きで、良く読んでいます。私はNHKのドラマの「蝉しぐれ」や「三屋清左右衛門残実録」などでよく見てました。その昔の日本人の良さみたいな物がたっぷり出てくるんですよね。今の時代だからこそ、よけいに必要と思われているのかも・・・
時代の流れって、面白い物だなあとこの頃とっても思うことが多いです。

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