ペットとご近所との折り合い
本日、靖国神社の桜が咲き東京も桜の開花が発表された。去年より1日、平年より7日はやいという。春の来るのはうれしいが、やはり4月の上旬、入学式の頃に咲く桜がやはり一番似合う気がする。我が家の庭の細~い大島桜(2年前に苗を購入)の蕾はもうしばらく開きそうもない。我が家の桜は平年なのかも知れない。主人の気持ちを組んでくれたのかも?!
話は変わって、我が家のペットの猫たち。実は、1月末まで1日に2回、自由に戸外へ出していた。あるとき、我が家の庭で排尿をする姿を見た。土を掘り返すので、何ヶ所かこんもりと山ができているのを見て、他のお宅の庭でもして迷惑がられていないかちょっと心配にはなった。その現場を見ていないので実感としてはまだ感じていなかった私だった。
ところが、1月の半ばころから我が家の道路を挟んだお向居さんが玄関付近に水を入れたペットボトルを数本置きはじめた。それは、効果があるかどうかは定かでないが明らかに猫よけ対策だ。そのお向居さんとは会えば挨拶や二言三言話すことはあるが、それほど親しくはない。あるとき、私が猫たちを外に出したときちょうど仕事に出るため玄関に出た奥さんが出た猫の足取りをじっと見ているのを見た。その顔は苦虫を噛んだような様子。それを見てどうしようかと迷っていた私の気持ちを決断させた。
その翌日から猫たちを戸外に出さなくした。果たして猫たちが我慢できるか?逆に私の方が出せ出せコールに負けてしまわないか?ともにとても心配した。
案の定、猫たちは外に出してくれと度々鳴いた。くじけそうだが、お向居さんのあの時の顔を思い出して心を鬼にした。猫たちには「本当にごめんね~。ずーっと一緒に住むためには我慢してね。」と謝りながら・・・。
子供のころから猫はよく飼っていた。田舎だから放し飼いで!犬はつないでも猫だけは当たり前のように外に出していたものだ。しかし、世の中は変わって、宅地もせまく区画の中に何件も建つ住宅事情に、個人の権利も主張しやすい状況になってきている。そんな中でペットを飼うのは昔の感覚ではできないんだとあらためて考え直させられた!
猫たちの外出禁止は間もなく2か月近くになる。今では、白ネコのマロはあまり主張することはなく、クロは毎日少しの間、出入り口にしていたリビングのサッシから外を見る。今だにあきらめきれなく鳴き、出口が無いか部屋のあちこちをうろうろするチャロと様々だが、私の気持ちは落ち着いた。ご近所とのお付き合いのためには仕方がないと気持は固まっている。
主張が薄れたとはいえ、毎朝3匹の猫たちが必ず向かう場所は風呂場の窓。乾燥のため利用後は開け放している。猫たちはその窓のサンに座りじっと恨めしそうに網戸越しに外を眺め、外の風に当たるのが日課になっている。唯一、チャロだけは玄関の開け閉めを狙って脱走を試みる。それでも、たいてい数分後に駐車場で捕まって束の間の夢に終わるのだ。
最近のコメント