初めてのボランティアツァー参加 南三陸③
災害ボランティアセンターに着いた。添乗員さんがそちらに申し込みしている間、私たちはスポーツセンター内の更衣室に行って作業用スタイルに着替える。
ボランティアツァーに参加してみて初めて分かったことはとにかく通常の旅行と違って荷物が多くなるということ!!
1.2日分の作業用の服(長袖、長ズボン) 2.長靴(踏抜き防止インソールを入れること) 3.カッパ(雨天でも作業する為) 4.帽子 5.厚手ゴム手袋、軍手 6.マスク、ゴーグル 7.ウェットティッシュ(水道がない地域のため) 8.飲料水、非常食 9.リュックサック 10.ウエストポーチ 11、タオル数枚 12.メモ帳、筆記用具、保険証コピー 13.ボランティア保険加入証(事前に社会福祉協議会で手続きをしておく)
着替え後、ボランティア者専用のビブス(スポーツ競技でユニフォームの上に着る薄いベストのようなもの)を着てバスに乗って作業地に向かう。建物のコンクリート土台だけを残した海が近い場所で、すでに活動中の他のグループがいた。地元のボランティアリーダーが今日の作業を説明した。この日は側溝の泥さらい。およそ30㎝くらいの深さのU字溝に上までミッチリ詰まっている状態だ。水も含んでいて泥あげは結構な力仕事となった。津波に襲われた場所の証がつぎつぎと現れる。泥の中の半分近くは瓦礫なのだ!割れた瓦・壁材・ガラスそして茶碗や皿、日常品も。それにこの地の水産業だった牡蠣殻もたくさん出てきた。天気は幸い曇りで助かるがそれでも汗があふれてくる。1時間に1度10分程度の休憩が入る。個人で飲み物は用意しているが、添乗員さんはジャグに冷たい麦茶を用意してくれていた。その冷たさはすごくお腹にしみて最高だった。そうそう、添乗員さん(2名)はなんとボランティアの作業まで一緒にしていたのにはびっくり!仕事とはいえ大変だなぁ~と同情。
休憩後現場に戻ったら、処理が終わったU字溝の水が流れていてその水がきれいに澄んでいたのにちょっと感動。この地は地盤沈下で大潮の際には水浸しになるとか・・・。ところどころ低くなっている地には水がたまっていた。
昼食時間は1時間。昼食後、港だったろうと思われる場所に行ってみた。ここもコンクリートが崩れたまま・・・。でも、海水は想像以上に澄んでいた。ふっと寂しさがよぎった。添乗員からの注意で作業中の写真も、このあたりの写真撮影も控えて欲しいというのだ。だから、お見せしたいが写真は無い、残念。
午後も同じ作業が始まった。一人では大したことができないがたくさんの力が加わるとできるってことを当たり前だが実感。きれいに流れる側溝があっちにもこっちにも・・・。ところが雲行きが怪しくなってきてポツポツと雨が降ってきた。様子を見ながら作業を続けるがリーダーの合図で作業を早く切り上げることになる。ちょっと中途半端だけどなれない土木作業に体もかなりまいってきていたからラッキーだった。道具の数を確認後しまって、本日の作業は終了となった。再度、ボランティアセンターに戻り本日の活動報告をして、記念の集合写真を撮った。早くべたべたする体の汗を流したい。バスはこの日の宿に向かった。
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