猫屋敷化への物語⑩
手術の当日、心配がひとつ。チャツーは気が強く、ちょっと不安を感じるとひっかく癖がある。抵抗なくペット用のキャリーケースに入ってくれるかが心配だった。不安を抱かせないようにケースは前日から見えるところに用意。ケースに入れるのは出かけるぎりぎりまで待った!そしてその時間。扉を開き、ケースの入口に抱っこして連れてきていよいよ本番。嫌がったら無理にでも押して入れないと・・・・覚悟した。そんな心配をよそにお尻を押すとすんなりと入ってくれた。アラッ?と拍子ぬけだった。さすがに動物病院に連れて行く間の車の中では不安な声を出して頻繁に鳴いた。そのたびに「大丈夫だからね」「もうすぐつくからね!」と慰めながらの車中だった。
紹介された動物病院はすぐわかった。優しそうな先生で手術に関連する説明を聞かされた。問い合わせの際にも説明されたが、術後その日に退院するということ!避妊手術の場合、たいてい1泊はするのだが、この病院が特別なのか?野良猫だから病気を持っている可能性があり他の入院動物に感染しないようにか?費用が安い分、宿泊費用が入っていないのかも?とにかく驚いた!術後の経過が悪かったらどうするのかしら?いずれにしても野良猫だからと飼い猫との差別化からかもしれない。午前中に預け、夕方病院が閉まるころに受け取りに来るように言われた。そして一週間飲ませ続ける薬も出された。傷口からの感染予防の薬かも?いろいろ質問したいと思いながらもしてもらった立場から聞けないまま・・・・・
薬も苦手 抵抗する猫に薬を飲ませるのにはいつも苦労するから・・・でも仕方ない。
手術の済んだチャツーは意外と元気だった。傷跡をふさぐ絆創膏のようなものは痛々しいが。
さて、薬を毎日飲ませなければいけないということでチャツーは家の中にいさせるしかない。子猫も同様だ。季節は冬。外で飼うつもりが家族会議で結局、チャツーとその子供を家猫として飼うことになる。亡くなったり居なくなった子猫等には申し訳ないが、猫の数が減ったことも我が家で引き取るという大きな要因となった。以前からいる猫が4匹。シッポナを引き取り5匹に。そしてチャツーとその子を入れて合計7匹。猫屋敷は完全化した。
そうそう、子猫に名前をつけなくちゃ 私の提案を取り上げて「ふく(福)」に決定。居なくなった2匹のためにもその分、幸せになって欲しいという気持ちから選んだ。
しかし、相当に臆病な「ふく」(♂)は慣れるまでにかなりの時間がかかりそうだ。
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コメント
▽浜辺の月さんへ
何しろ1匹2匹の話ではないし、物語も長いため、実際に見ていらっしゃらない皆さんには話が混同して伝わっているかもしれません。
後日、あらためて猫たちの写真を載せようと考えてます。
暑い夏でしたが月さんの体調はいかがですか?これからは台風シーズンもやってきます。今週末も九州あたり通過しそうですね~
くれぐれもお気をつけください。被害のないことをお祈りしております。
投稿: タム | 2013/09/02 23:44
こんばんは、タムさん。
あ、そうでしたね、チャツーでしたね。
間違えていました。
ふくちゃんも、くんではなく、ちゃんですね、女の子でしたね。
色々思い込みでコメントに書き込んでごめんなさいね。
投稿: 浜辺の月 | 2013/07/26 00:04
▽浜辺の月さんへ
毎回この話を読んでくださりコメントをつけてくださってありがとう!
ところで、月さん!チャンツーと言う名前ではなく「チャツー」ですよ!
何話かで「チャツー」という名がついたいわれを書いたと思いますが、初めてチャツーが現れた時にチャロの二番目が来たということで「チャロツー」と仮称にしておりましたが、もともとのチャロと呼び名が重なり猫の方もわかりにくいだろうということで、チャロツーからロを取り除き、「チャツー」となりました。
投稿: タム | 2013/07/16 23:23
そうでしたね、ゴマちゃんも帰って来なかったのですね。
それを思うとシッポナはラッキーでしたね。
チャンツー、思ったよりすんなりケージに
入ってくれて本当によかったです。
ホッとしました。
そうなのね~~、チャンツーと、福くんも家猫にすることになって、このお話を読んでいてこれもホッとしました。
猫たち全部で7匹は大変でしょうけれども、
タムさん、頑張って下さい。
後はチャンツーの避妊手術のその後が経過がいいことを祈ります。
投稿: 浜辺の月 | 2013/07/15 11:15