尾瀬へ 続き②
尾瀬は想像以上に広い。山の鼻から牛首分岐からよっぴ橋を目指す。地図の写真をよく見ると各地点間の距離とかかる目安時間が印刷されている。意外と時間を要するのだ。周りの景色を見ながら、気持ちの良い空気を感じながらとにかく歩く、歩く。
湿原を守るための木道は古くなると交換されて、継ぎ目辺りにあらたに設置された年度が書かれているが、設置者のほとんどが、かの東電とも記されている。国立公園なのに東電が関わっている不思議。そういえば、尾瀬の山小屋の中にも「東電小屋」がある。なぜだろう?帰宅してから調べて納得。それはこちらをご覧あれ!!
尾瀬と東京電力との出会いhttp://www.tepco.co.jp/oze/deai/meets-j.htmll
国立公園って土地はすべて国有地だと思っていた。日本やイギリスでは違うことを知った。勉強になった。
牛首分岐までの間にちょこちょこ池が現れた。池塘と呼ぶらしい。カエルの声が響く。姿は捉えられなかった。
後で名を調べよう。
尾瀬と言えば「水芭蕉」が有名だが、6月下旬だと時期は過ぎているとあきらめていたが、なんと木道から遠くだったが、まだ咲いている小さな群生が見えた。
その後、ぽつぽつと木道脇にも咲いている水芭蕉を見られた。
牛首分岐からよっぴ橋方向へ。この橋、それほど長くないが結構揺れた。
よっぴ橋を渡ってすぐ折り返し、次は竜宮小屋を目指す。そこを行き来する人はほとんどおらず。
まあ、お菓子なのだが・・・。ここで問題発覚。地図をもらった時にコースは、鳩待峠→山の鼻→ヨッピ橋→竜宮→富士見峠→アヤメ平→鳩待峠
と1周すればよいと簡単に考えていたが、富士見峠へは所要3時間かかると書かれていることに気付く。よく見ると等高線から確かに上り坂、登山になるのだ。そこからアヤメ平を経由して鳩待峠へは5時間40分もかかることが分かった。竜宮にいた時刻は大体午前9時頃だったので単純にすぐ出発しないと鳩待峠に3時までに着かない。昼食を取る時間も登ったとして休憩時間も取れない。急きょ、コースを変え帰り道は来た道とダブるが仕方がなかった。
見晴小屋(カメラが違ってあまり映りが良くないのはあしからず)
確か見晴小屋は福島県に属していると思ったが・・。
ここからUターンして、道なりに山の鼻へ戻る。
一本道も遠かった。距離にしたら6キロ。
山の鼻の無料休憩所で昼食とする。夫や長男はコンビニで購入した食べ物メインだが、私は山登りしてやってみたかったその2、コッヘルで湯を沸かしインスタントラーメンを作って食べること。具はないのだが(次回やるときは野菜を持っていこう)雰囲気が変わるとやはりおいしく感じる。そのほかに、登山用品ショップで見つけたお湯だけでできるお赤飯、お餅(あんこ付き)等にもチャレンジ。まあまあおいしかった。ショップではたくさんのこういった食料が売っていたから今後もいろいろ試してみたい。それに災害時の食料としても購入しておくと有益かもと思った。昼食時は作ったり食べたりすることに夢中で写真は一枚も撮っていなかった、残念。ここではだいぶゆっくりした。
早いが午後1時頃、鳩待峠へ向かう。通常の登山と違い、登って最終目的地に到着するわけだ。長男は有り余る若さで登りでもスタスタ。夫も最初は一緒についていくも途中でギブアップ。私はと言えば始めは付いて行っていたが途中からお腹が・・・。調子に乗って、昼食を食べすぎたようだ。どんどん置いてけぼり。時々は待ってくれていたが後半は私のペースが遅すぎるため待ってくれず。おまけに登りではさすがに汗が噴き出てきて・・・。時折来る陣痛」のような痛みがペースを上げることもできず・・・。後ろから登ってきた人に何人抜かされたことか・・・。それでも何とか10~15分遅れで鳩待峠に到着。
上がると二人はみんなでこの看板を背に記念写真を撮ろうと言うが、私はそれどころではない。
一足飛びでトイレに駆け込んだ。
最後のオチ?いや、尾籠な話になり本当にごめんなさい(;´д`)トホホ…
追記 2014.7.22
3時きっかりにバスは鳩待峠を出た。このツァーこの後、日帰り天然温泉に寄るのだ。それもこのツァーの魅力。40~50分ほどで片品村内にある「花咲の湯」へ着いた。最後の上り坂で汗をかいた体には、本当にありがたい!しかし、時間は40分とゆっくりできないのがたまにきずなのだが・・・入れるだけ良しとしたい。この温泉、意外とロケーションよく、露天風呂からの眺めが結構良かった。
バスは最後に土産物を買うために沼田インター近くの「原田農園」に寄った。我が家は特に土産も必要ないのでバス内にいたのだが、周りを見てどうも以前に来た気がした。そして思い出す。昨年の4月、水沢観音や吹割りの滝を訪れた日帰りバスツァーでイチゴ狩りをしたときの場所だった。先日、TVで他の日帰りバスツアーの様子を流していた時もまたまたこの「原田農園」が紹介されていた。ここは、多くのバス会社と提携を結んでいる大手の農園の様だ。この日は「さくらんぼ狩り」を伝えていた。その時もバスの運転手さんが「原田農園」さんから頂きましたと、さくらんぼ1箱抱えて戻ってきて、回してお客さん召し上がってくださいと言った。色がまだ黄色みがかったさくらんぼを見て、「山形のさくらんぼ」(3日前に行ってきたばかり)にかなうはずないと馬鹿にしていたが、意外と甘くてびっくり。おいしかった!
日曜の夕方近く(5時を回っていた)で今からの関越道は混むんじゃない?と心配したがこれまたついていて割とすいていた。しかしこれが災い?このバスの運転手さん、人当たりは良い人だったのにスピード狂で驚いた。車間距離もギリギリだし、車線変更も頻繁にして乗っている方は冷や冷や。後半は恐くて目をつぶってしまった。そのせいで?そのおかげ?か予定では午後8時頃の到着が1時間も早かった。行とは違う新宿駅周辺で下されて私たちはまたまた少々迷ったが「鼻の下に道あり」でなんとか駅に着いた。後は、新宿駅から総武中央線で千葉を目指すだけだ。ほほ、無事に着いたも同然。充実した時間だった。山形旅と同じように、この2日もすごく長いような短いような感覚の時の流れを感じた。
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コメント
▽トムジェリさんへ
確かにたくさんの高山植物が咲いてました。後で調べようと思いながらいまだに調べてません
ちゃんと調べてみますね。そして写真横にでもその名を載せようかしら?なんて今思っているところです。
投稿: タム | 2014/07/27 22:19
尾瀬って景色も美しいですが、色々な高山?植物や
湿地の植物が咲いていて、家に帰って写真を
見ながら、植物辞典をひくのが楽しみな場所だなあって
思いながら記事を読みましたよ(^^)
投稿: トムジェリ | 2014/07/27 00:05
▽浜辺の月さんへ
そうですね!平坦な道ではありましたが(私たちが歩いた範囲だけ)、歩くことにある程度自信がないと辛いかな?この日の歩数は4万歩を超えていて今までの記録の最高数でした。距離にしたら、28.7㌔。自分でもびっくりしました。よくもまあ歩けたものだと!
水芭蕉あきらめていたのでとてもラッキーでした。
投稿: タム | 2014/07/25 22:59
こんばんは、タムさん。
尾瀬へ の記事拝見しました。
長い距離を歩ける人には素晴らしい場所ですね、
尾瀬って。
わたしは歩くのは少々苦手なので、尾瀬を歩くのは
無理かもしれないけれども、タムさんの記事を
拝見してとってもよかったです。
楽しく読みました。
水芭蕉も咲いていてよかったですね♪
投稿: 浜辺の月 | 2014/07/24 22:56
▽おばさん様へ
それでもやっぱりすごい能力をお持ちです。
私は鈍感なのでそういうことはちっともわかりませんもの・・・
(*^^)//。・:*:・゚'★,。・:*:♪・゚'☆パチパチ
投稿: タム | 2014/07/22 22:49
タム様
透視能力があるわけでなく
同じ匂いがするんです
投稿: おばさん | 2014/07/21 22:33
▽tomokoさんへ
そうですね~私は毎日ウォーキングをするようにして今のコースだと6キロ位歩いています。健康のためと、山登りのための体力作りでもあるんです。
けっこう広い尾瀬を歩くには日頃歩いて体力をつけてからがお勧めですね。高低さはほとんどありませんから歩く体力さえあれば大丈夫かと思います。
ご主人はスポーツ系ではないのですね。でも、ときどきご主人と旅行をされるではないですか!それだけでも趣味が共通でいいと思いますよ~。
▽おばさん様へ
そうです、水芭蕉は終わっていると思っていましたからとても感激しました。欲を言えば群生の水芭蕉を見たいもの。それはまたいつかにとっておきます。
写真、ご指摘のように見やすいサイズに修正しました。写真を見て楽しんでいただけて光栄に思います。
山登りでは意外と皆で撮るってチャンスが無いので一枚だけでもっていう気持ちからで、特別仲が良いってわけでもないのですよ~。いずれにしても・・・もちろん、スッキリ?!(苦笑)した後で皆で撮りました、記念写真。
わあ、どうしてわかるのですか?そう、独身の頃の数年、中学の教師をしていました。不思議です。おばさん様は透視能力があるのかしら?
投稿: タム | 2014/07/21 14:51
水芭蕉がまだ咲いていたとは、


ラッキーでしたね
お蔭で楽しませていただき、091のUPは本当に
素敵です。二重の喜びです
腹痛は大変でしたが、尾瀬の看板を背に記念撮影なんて言ってくださるご家族って
素晴らしいわ
タム様って元 教師だったのかしら
投稿: おばさん | 2014/07/21 13:43
お疲れ様でしたね!

尾瀬は憧れだけで、調べてみたこともないのですが、友人がひと昔ほど前に行って、ひたすら木道を歩くので大変だった! って言っていました。
それを聞いてからは、ちょっと無理? って思うようになってしまいました
ホントはね、軽い登山? トレッキングなど楽しみたかったのですけれど、相棒がね~ そういうことには全く興味も知識もない人なので・・・
投稿: tomoko | 2014/07/21 12:29