本澤温泉 ~ふわくHC30周年記念山行~
私の所属しているハイキングサークルが10月に30周年記念山行を計画、私も久しぶりに参加した。
10月21、22日、26名がバスで北八ヶ岳にある本澤温泉(長野県・南牧村)にむかった。 あいにくの雨の中、午前7時に千葉を出発。八ヶ岳なのだから首都高を抜けた後「中央道」に入ると思ったら、「関越道」を経由して「上信越道」へ。このころから薄日が差したりしてきた。佐久インターを降りるころには雨は上がった。予報は外れてくれラッキー。JR小海線沿いを走り「松原湖」駅先の登り道に入った。紅葉する木々が多くなりワ~と声が上がる。。まもなく道は細くなりクネクネ。大型バスは入れないそうだ。対向車が来たらどうするの?なんて心配しているうちにバスでの最終地点に到着。ここからは一層狭い道のため、手配した乗り合いバス(ワゴン車)、タクシー一台で本澤温泉登山口へ。
午後1時過ぎ、登山口を出発。雨でないのでレインスーツを着る必要がなく助かる。そこからは割とゆるやかな坂道が続く。落葉松の黄色、カエデなどが色づいていた。隊列はけっこうゆっくりゆっくり。
緩やかな登りだが、まだ着かないと?思うほど。距離を長く感じた。暗くなる前につかないと・・・・・。4時半過ぎにやっと、「本澤温泉」に到着。ここの山小屋は八ヶ岳では珍しい「かけ流し」の温泉を備えているという。さらに、日本では一番高い場所にある露天、いや表示では「野天風呂」と書いてあった「雲上の湯」が名物だとか!平日でほとんど貸切状態だったため、混浴の野天風呂は先に女性陣が入って、出てから男性陣が入るということになり抵抗なく女たちだけで入りに行くことに!部屋に荷物を置くのもそこそこに出向くが、その「雲上の湯」へは歩いて10分、いや登って10分もかかる場所で行くまでちょっと息が切れた。慌てていたのでカメラも携帯も持たず・・残念。でも、カメラを持ってきた人が風呂に浸かっている私たちを撮ってくれた。後日、その写真をもらえるのかしら?だって、このような自然の中のお風呂に入ったのは人生で初めてだから記念として欲しいのだ。
「雲上の湯」(野天風呂)
脱衣所も何もなし。本当に野性的。地獄谷温泉の猿になった気分(苦笑) 周りを見れば脇には川があり、カラマツ林の黄金色が連なり景色も良かった!そんな時、先に上がった方が戻ってきて「男性陣が今か今かとそこまで来て待ってるよ~!」と知らせてきて慌てて出る。ここの風呂温度、ちょっと低めでしっかりあったまらないと湯から上がったら寒い。でも、かけ流しの内湯があるからそちらでもう一度入ってしっかり温まろう!
夕飯はちょっと早めの午後6時から。乾杯して、山小屋での贅沢ではない(半笑)?!食事をする。周りの女性陣はほとんどビールを飲んでいて私はお酒は苦手。特にビールは嫌いなので、ワインを頂くが普段飲んでいないのでたくさんは飲めず、始めからご飯を頂いていると「アルコール飲みながら、ごはん食べてるの?」なんて前の方にあきれられてしまった!グラスのワインもわずかしか飲まずじまい。顔がほってってきてこれ以上はと止めたのだ。
宿の片付けの関係で食堂ではひとまずお開き。談話室で飲み足りない方は飲むことに!山の夜は冷える。だるまストーブがつけられていて暖かいがそこはけっこう狭かった。そこで入って間もない私が紹介されてコメントを言う羽目に。また、会員ではなく参加された方の紹介もあった。一番驚いたことは、86歳の女性が参加されていたこと!この方、以前このサークルに入っていらしたこともあるが、それ以前若い頃から登山をされていた元祖「山ガール」の方。発言にはさすが威厳を感じる。面白い?いや怖いエピソードに「幽霊が出るという避難小屋」で本当にそんな体験をなさった事、谷川岳で遭難した友を昔は許可を取って、その山で荼毘に付す(ガソリンを掛けて火葬する)儀式をしたこと等。最後にその時に歌う歌「いつかある日」を皆で歌うが、私は全く知らなかった。
解散後、部屋に戻って歯磨きや荷物の整理などしていると、「星がきれいだよ~」と声がかかり観に戸外に出る。寒かった~。雲が流れていて満点の星ではないが雲が切れた時キラキラとよく見えた!星座に詳しくないが「カシオペア」(wの形)らしいのはわかった。
山小屋の消灯は早い。午後九時に消灯。布団に入りお隣の方としばらくお話をしていた。でもやはり疲れが出たのか、話を終えた後すぐに眠ったようだ。
続く・・・★゜・。。・゜゜・。。・゜☆゜・。。・゜゜・。。・゜
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コメント
▽ちゃぐままさんへ
所属しているこのサークルは30周年とあるように会員の多くが高齢者となっています。そのせいか?近年は有名な山よりも千葉県内の低山や野山、里歩きなどが主体となっています。でも、そんな中で故郷の良さを再確認して「千葉もなかなかいいな~」と思い直しているようです。30周年山行は珍しくちょっと遠出でした。これに参加して良かったのは経験豊富な会員の方から伺った有名な山へ登った時の経験・様子などを得られたことです。百名山のような山へは家族で千葉の良さを再発見するハイキングはサークルへ参加するって感じでこれからも登山を続けていこうと考えています。
投稿: タム | 2015/01/19 11:06
お久しぶりです。
更新もままならないのに、コメントをいただきありがとうございました。
私が忙しくして紅葉の楽しみもままならない時に、タムさんの記念山行きをすがすがしい気持ちで読みました。
「ハイキングサークル」という呼び名もいいですね~。無理しないで自然を堪能する、人と交わる・・・。リュックを担いだ後ろ姿はカラフルで、自然の山に取りつかれた人がこんなに多いんですね。
地理的に詳しくはないのですが、「小海線」だけは通ったことがあります。
行動半径もどんどん広がっていますね。
投稿: ちゃぐまま | 2015/01/17 19:24
▽tomokoさんへ
毎回コメントありがとうございます!それなのに、こちらからtomokoさんのブログへこのところコメント入れていないので申し訳なく思っております。一応、ブログには目を通させていただいているのですが、コメントを入れる余裕が最近なくて・・・ごめんなさい!ブログの更新も行った日からだいぶずれてしまっての投稿です。ちょっと一段落付きましたら、tomokoさんはじめ皆さんのブログにコメントするつもりでおります。それまでお待ちいただければ幸いに思います。
「いつかある日」は調べたら外国の方の詩をかの深田久弥が訳詩していました。いつか山で死んだら・・・伝えてくれ・・・と悲しい歌ですね。動画サイトにあり聞き返しました。
私のHCふわくは30周年を迎え平均年齢70歳とのこと。高齢化が進み、亡くなる方もぼちぼちとあり若年化することが課題だそうです。私などはこれでも若い部類に属するみたい。昔はけっこう高い山に登っていたみたいですが、今は千葉県内の低山縦走や野山のハイキングなどが主体になっているので、山登りを始めた私にはちょっと物足りなさもあります。
それでも、いろんな経験をされている先輩方のお話を聞かせて頂くとたいへん勉強になりますので、まだこのサークルには参加していたいと考えています。
投稿: タム | 2014/11/07 10:07
大きなリュック
紅葉が迎えてくれたのね
私、知っている! 多分。山関連の歌は案外好きなので~す!
元山ガールとはいえ、86歳とは驚きです。でも希望と勇気が貰えそうで嬉しいです。
「いつかある日」
続きを楽しみにしてます!
投稿: tomoko | 2014/11/05 07:12