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2016/09/19

とと姉ちゃん、最終日近し

朝の連続ドラマ、前作の「あさが来た」に続きそれ以上の人気を上げた「とと姉ちゃん」。あと2週間で最終回を迎える。いつもそうなのだが、好きなドラマが終わると一抹の寂しさを覚える。自分もそのドラマの一員になってしまっているのだ。
私の中では朝ドラを見ようと思うときは何かしら理由がある。近年では「ちりとてちん」は落語に興味がすごく出てきた時だったし、「花子とアン」は「赤毛のアン」シリーズの読者ファンだったし、「マッサン」や「あさが来た」は実在の人物で偉業を成し遂げた尊敬すべき人物だったから。
そして、今回の「とと姉ちゃん」は亡くなった母が購読していた「暮らしの手帖」を発行した人物だったからだ。私もときどきその雑誌をながめてはそこに載った料理を作ったりしたのをおぼえている。確かに広告が一斉載っていなかったことも斬新で記憶している。そして、嫌味のない手書き風の表紙や見出しの文字も印象に残っている。花森安治さんという名も記憶している。(劇中では花山伊佐治<役:唐沢寿明さん>) 素敵なイラストだな~と感じていた。

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数年前、本屋で「暮らしの手帖」を見つけ、懐かしさを覚え衝動買いをした。その時の雑誌がこの写真。劇中で出てくるいくつかの号の「暮らしの手帖」を見るにつけあんなにあった母が購入したあの雑誌はどこへやってしまったのだろう?処分してしまったのか?もう一度よく読み返したいものだと思うと残念でならない。

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私が結婚し家を出るときはその「暮らしの手帖」出版の「おそうざい12か月」という一冊だけ持ち出した。このところ、ずっと本棚に飾りっぱなしで利用することがなかったので引っ張り出してみた。写真は白黒だが、しっかりした装丁でもちろんところどころに差し込まれているイラストはタッチから花森さんのものと思われる。ドラマでも紹介していたように手順一つ一つごとの写真も入っているし、ありがたいのはその本のページが開けばそのままの状態になるってこと!

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よく何かでページを抑えていないと閉じてしまう料理本ってありますよね~。良質のしっかりした紙を使用し、背表紙のある本。そして、しおり(スピン)もついている。(スピン:目印に本のページに挟む紐上の物)きっとこんなところまで読者の立場を考えての作りだと思われて、暮らしの手帖社の理念が伝わってくる。
※ネットでほんの装丁や名称を調べたら、「おそうざい12か月」は上製本
上製本
            表紙をボール紙に貼り、糸かがりや接着剤で中身を綴じる高級製本方法。
            表紙部分を中身よりも3mmほど大きく(チリ)仕上げ、必ず見返しをつけるようにします。表紙と背の間にも溝をつけ、見開きやすくしています。
            上製本は高級的な仕上がりのため、費用が並製本より少し割高になってしまいますが、硬質な表紙があるため丈夫で長持ちな書籍となります。
 
大橋鎭子さんって実際にはどんな方だったんだろう?何十年も続く「徹子の部屋」のゲストに出演されたことがあったそうな・・・。

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先日、本屋さんで「花森安治」さんの本を見つけそれを買い求めた。
後、数日で「とと姉ちゃん」も終わりを迎える。しばらくはその関連本をながめて余韻に浸ることになりそうだ。
 

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