タイトル「憧れを超えた侍たち」世界一への記録(2023 WBC)のドキュメンタリー映画を観てきた🤸

今年の3月下旬に受けた大感動をまた感じる事が出来た!
映画のタイトルは大谷翔平選手がアメリカとの決勝戦直前にメンバーに放ったあのスピーチからとられたのは分かる。
そのスピーチとは「憧れるのは辞めましょう、今日一日は!憧れてしまったら彼ら(アメリカの一流選手たち)を超えられない。憧れるのは辞めましょう」という伝説となるだろう名言だった。
映画は2021年の栗山監督の侍ジャパンの監督就任の挨拶から始まる。そして以後の10回近い<監督とコーチ陣>との選手選考等の要所が描かれていく。
とにかくこの場面の栗山監督の思いが熱い、熱い。各球団から預かる一流選手にとにかくけがのないように心がけ<優勝>という目的を果たさねばならない。監督という重圧は想像もできないほど大変な立場だったろうとすごく感じた。
選考は日本の一流選手たちの選出はもちろんだが、MLBで活躍する選手たちも外せない。海を渡り活躍する日本選手にはすべて声をかけたという。本人が参加希望でも所属先球団の許しがなければ参加出来ない。監督やコーチ陣の一部はアメリカ現地にまで出かけ交渉に走った!そして海外組の参加者も決まるが、理想としては大会前のキャンプから参加して欲しいところ。来たのは以前のWBCも経験しているダルビッシュ有選手のみ。その心意気はありがたい。積極的に若い投手陣に声をかけて指導する姿があった。栗山監督は経験者としてのアドバイスを期待していたのでダルビッシュに優しく感謝を伝えるシーンもあった。
かの大谷選手は参加できる事になったがキャンプには間に合わず大会3日前の壮行試合からとなった。
中でも誰もが驚いた「一体、誰?!」といった日系のヌートバー選手の選考だ。その心配はすぐに解消される事となる。明るいキャラに懸命さ。おまけにイケメンのヌートバーは瞬く間に日本人の心を捉えた。栗山監督の先見の明はさすがと言わざるを得ない。
そしていよいよ本番の本大会に突入する。一次リーグは楽勝。2次リーグもそれなりに勝ち進む。映画では、TVでは映らないベンチやバックヤードでの選手や監督・コーチ、関係者の様子を知ることができそれが最大の魅力だった。
源田選手が走塁の際、交錯して小指を負傷。いったん治療にバックヤードに引っ込む。その小指を見た選手が「小指がとんでもない方向を向いているぞ!」と発していた。監督は大事をとり再三交代を言うのだが本人は「大丈夫、大丈夫ですから」と聞き入れてくれない。仕方なく本人の意思を尊重する。手はぐるぐる巻きのテーピングがその痛々しさを物語っていた。
侍ジャパンは勝ち上がって本国アメリカへ飛びトーナメント戦に突入。ここからの一試合すごかったすごかった!ハラハラドキドキの試合が多く一時はもうここまでかと思わせる場面も出てきた。でも栗山監督の思いを飲み込んだどの選手も諦めず最後まで戦って勝ち進んでいく姿はまさにチームは一つ、一丸を感じた。
準決勝のメキシコ戦。先発は私が大ファンの佐々木朗希選手。これからまだ伸びるだろうと思われる期待の星だ。しかし、スリーランホームランを浴び、降板。バックヤード裏で一人静かに泣く姿に思わず・・・まだ若い。こんな経験を積んでそれをバネに伸びていくんだろう。頑張れ、朗希、まだまだ時間はあるからね。そう伝えたかった。ずっと三振や凡退が続いた昨年度の村上様がここぞで打ち勝ち越しの得点を入れた。ついに最後の砦が見えた。
そしてそしていよいよ決勝戦。いい試合だった。投手は全員投入の勢いで継投。こんな場面を皆に経験させたかったのだろう。そして、リリーフやクローザーなど経験がないだろうダルビッシュから大谷と繋ぎ、まるで作られたドラマのような結末で優勝を成し遂げる侍ジャパンのメンバーたち。
本当によくやってくれました。そして野球ってこんなに楽しいスポーツなんだと見せつけてくれました。結果がわかっていても最後のシーンでは涙があふれてきた。この映画、見られて本当に良かった。
朗報
※短い期間の上映で既に映画館では終わってしまった用だが、10月にDVD/ブルーレイでの発売が決まったそうだ。
また、アマゾンプライムでも7月から見られるとのこと。
見られなかった方で見てみたい方はどうぞどちらかで見てみてください。感動がよみがえりますよ~~
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