推薦曲&歌

2006/03/06

30年を2時間半で・・・PART2

2/28付けのブログで森山良子さんの「30年を2時間半で・・・」という歌を紹介しましたが、その日の「とくダネ!」HPに歌詞が載せられていましたので、書いてみます。今改めて読むと台詞がほとんどで相当長い(歌っておよそ9分)です。でも、笑いの中にも女心を言い得ていてとてもいい歌詞ですから・・・。メロディーは無理ですが、その長い歌詞をがんばって載せて見ます。歌詞からだけでも、私の感動を伝えられたらと思います。因みにこの歌をもう一度聞きたいがため、インターネットのアマゾンでこの曲の入ったアルバム「あなたが好きで」のCDを注文しちゃいました!

30年を2時間半で・・・ 作詞 麻田浩/森山良子 作曲 麻田浩/島 健

こんな事ってあるのね。新宿のデパ地下。レジに並ぶ私の目が懐かしい横顔に釘付けになった。他人のそら似?イエ、髪には白いものが・・・彼だわ。ドキッ!早まる呼吸、声をかけようかかけまいか?カゴに入ったおとうふや泥つきゴボウの先が揺れている。こんな事ってあるのね。若い日々の恋がよみがえる。気付かないで私に・・・あ、やっぱり気付いて・・・。マスカラが目の下に落ちてないかしら、ヤダ、小鼻がテカッってないかしら。彼がふとふり向いて瞳と瞳が重なって照れくさそうに微笑んだ。いまだに恥ずかしがり屋なのね、あなた。

「元気?」「うん、この通り。まあ何とか元気にしてます。今夜のおかずを買ってるんだ。そこのおからがおいしんだ。」「あ、私も時々買う。おいしいよね。」<あ、なれなれしいかしら・・・>人波が消えてゆく。レジが済めばそこでお別れ。「ねぇ、もし時間があればお茶でも飲もうか。」無口で引っ込み思案だった少女は、長い年月をえんやこらと乗り越える間に、たくましく、ずーずーしく変貌しているものなの。「うん、いいよ。」相変わらずもったいぶってるのね。

近頃流行のカフェ。あなたはコーヒー、私はキャラメルマキアート。そう、中年の女は新し物好きなの。それから、2時間半。私は3年前多々の事情で一人になった。あなたは2年前に伴侶を亡くした。そろそろ定年後の暮らしを考え始めている。「そうか、定年か・・・お互い50半ば・・・もうすぐ四捨五入で60かぁ。」たわいのない想い出話に話は尽きない、尽きたくない・・・!!

♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち)

 初めてのデート 「真夜中のカウボーイ」

 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21

 ぎこちないFirst Kiss あなたの誕生日

「ご飯どうしてるの?」「自分で作るんだ。これが結構たいへんでさ、こうやってお惣菜買うんだ。今、美味しい物何でも揃ってるからね。」「そうか、大変ね。」「ま、自由にいろいろできるから考えによっちゃ楽しいよ。」 2杯目のキャラメルマキアートのストローが切なく空気を吸っている。

「ねぇ、一杯やろうか?」「そうだな、家で誰も待っている訳でもないし。ここだったら、あそこのホテルがいいかな?」「ホ、ホテル・・・?」「うん、眺めもいいし、メシも結構うまいから。」「じゃぁ、おから入れといてあげようか?」泥つきゴボウは二つにへし折って、バッグの底に押し込めた。

人波の中、あの頃みたいに並んで歩く。夕暮れがそろそろ星のカーテンを降ろし始める。愛嬌のいいウェイターが「奥様、ジャケットの方おかけしてよろしかったでしょうか?」近頃、この何々の方何々よろしかったでしょうか?というわけのわからない日本語がすごく気になるんだ、私。奥様か・・・うふ、奥様か。そうなってたかもしれなかった・・・。

♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち)

 いつも歌ってくれた しゃがれた「Blowin' In the Wind」

 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21

 別れた理由が いまだに見つからない

キャンドルライトが揺れている。 私の心も揺れている。ライティングはOKよ、目尻のシワが少しはごまかせるわ。「とりあえずビール。」と彼。私はドライな赤ワイン。「最近、食えなくなってさ。」「あたしも。」「最近、飲めなくなってさ。」「あたしも。」って言いながら、イヤダー、私ったらグビグビグビグビ4杯目。

「女房がね・・」「うん。」「女房がさぁ・・」 愛しているのね、女房を今も。イヤダ、私ったら女房に嫉妬してる。本当の愛がどんなものなのか傷つけ合う事も愛し合う事も知らなかった少女の恋がよみがえる。あれから、30年、いろんな事があったわ、私にも。お互い乗り越えてきたのね、様々な時代を。

「あ、そろそろ行かなくちゃ。久しぶりに楽しかった!」「こちらこそ。」「元気でね」「君も元気で。」

『きっとまた会えるね。』 心の中でつぶやく。

♪30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは20(はたち)

 初めてのデート 「真夜中のカウボーイ」

 30年を2時間半で飛びこして 二人の気持ちは21

 ぎこちないFirst Kiss あなたの誕生日

 いつも歌ってくれた しゃがれた「Blowin' In the Wind」 

 別れた理由が いまだに見つからない

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2006/02/28

30年を2時間半で・・・

今朝、たまたまつけたTV「とくダネ!」に「サトウキビ畑」がヒットした森山良子さんが出演していた。団塊の世代の司会・小倉智昭さんが団塊の世代だからわかるとってもいい歌ですと盛んに薦めていた。森山良子さんとは同じ年齢だとのこと。彼女のコンサートでしか聞けないフルで9分にもなるその歌の題名は「30年を2時間半で・・・」というもの。今回、TVでは初めて歌うというこの歌を「」で歌った。小倉さんが薦めるとおり、そのシツエーションと言い、歌詞といいなかなかいい。半分語りと言うかお芝居のような台詞が入り、この部分は女優の顔を持つ森山さんの演技がとってもうまく、かつなんだか綾小路きみまろさんみたいなノリで笑えるし、でも女心を言い得ていてその心情がとってもわかる歌詞。また、森山さんの歌唱力で気持ちがとっても伝わってくる。 (私は団塊の世代よりももうちょっと若い世代です><;)

50歳の半ばを過ぎた女性があるデパ地下で偶然にも30年まえの恋人に遭遇する。しかも手には「ドロつきごぼう」を持っているときに・・・。相手はまだ気が付いていないが、声をかけようかかけまいか?今の自分の姿を嘆きながらも、心ときめいてしまう・・・。はてそのあと彼女はどうしたか?

その歌をお聞かせできないのがとっても残念です。何でも、森山さんはその曲も入ったアルバム「あなたが好きで」を出されたそうです。まあ、その宣伝も兼ねてかも知れませんが、「30年を2時間半で・・・」と言う歌はもう一度聴いてみたいと強く思いました。機会があったら、是非聞いてみてください、笑いの中に切なさが伝わってくるいい歌ですから・・・。

インターネット検索でその情報が載ってました!

sanspo_com 歌の中で育った…森山良子6年ぶりアルバムで愛の形

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2005/03/18

旅立ちの日に

sotugyou_2shot本日、次男の小学校の卒業式だった。心配された雨も一日早く降ってくれ、今日は寒くもなくまずまずの日和。こちらの小学校では、卒業式の服装は常識の範囲で自由なのですが、はや中学校の制服を着ての卒業式をする者も多く、我が家も次男は学ランで。夕べ、一応着せてみたが、妙に似合って男児でなく男子という一歩大人に近い感覚を感じ、いつの間に?とびっくりした。卒業証書授与ではやや緊張した顔で壇上に向かっていった。よかった!練習では緊張から右手と右足が一緒に出たこともあったといっていたので。
 
 そして、いよいよ卒業生、在校生による呼びかけ?の言葉及びお互いの合唱が始まる。その中でわたしの好きな曲。『旅立ちの日に』は感動的だ。詩もよく、曲調も胸に迫るものがある。この曲はほんの14年前に埼玉県のある市(忘れてしまった)の中学の音楽の先生が、卒業にふさわしい曲はないかと捜し、結局自ら作られた曲だそうで、その曲のすばらしさから10年足らずの間に広まり、全国の多くの学校で歌われるようになっている近頃では定番となりつつある有名な卒業ソングだ。それでは、その歌詞を紹介します。また、メロディは「お気に入り」の『旅立ちの日』にをクリックしてください。この曲をご存じない方でもきっと感銘を受けられ、何かひきつけられる曲だと思いますよ。

旅立ちの日に(混声三部合唱)

      作詞 小嶋 登  作曲 坂本 浩美  編曲 松井 孝夫

白い光の中に 山並みは萌えて
遥かな空の果てまでも 君は飛び立つ
限りなく青い空に 心ふるわせ
自由を駆ける鳥よ 振り返ることもせず
勇気を翼に込めて 希望の風にのり
この広い大空に 夢を託して

懐かしい友の声 ふとよみがえる
意味も無いいさかいに 泣いたあの時
心通ったうれしさに 抱き合った日よ
みんな過ぎたけれど 思い出強く抱いて
勇気を翼に込めて 希望の風に乗り
この広い大空に 夢を託して

今 別れの時 飛び立とう(今 別れの時 飛び立とう)
未来信じて 弾む 若い 力 信じて
この広い この広い この広い この広い大空に
今 別れの時 飛び立とう(今 別れの時 飛び立とう)
未来信じて 弾む 若い 力 信じて
この広い この広い この広い この広い大空に

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