GWにここ数年、東京散歩を企画している。GW2週目の土曜日、今年は世田谷区にある「等々力渓谷」を訪れてみた。
東京駅からJ
Rで渋谷駅で降り、東横線で自由が丘で東急大井線に乗り換え「等々力」駅で下車。その駅は小さな駅でびっくり。江ノ電の駅や都電の駅の雰囲気だった。等々力渓谷は降りてから間もなくのところに入口が
あった。
周りは住宅街だが、いきなりうっそうとした木々が立ち並び別世界へ入り込んだ。
渓谷に下りていく途中、「野良猫に餌を与える方は必ず去勢・避妊手術をして、猫用トイレも確保してから行ってください」という看板が立っていた。さすが、都会。未来を見据えた野良猫の保護をしているということに安心する。田舎だといまだに捨てられたままの野良猫がたくさんいるから・・。
早速、猫に遭遇。気持ちよさそうに「眠り猫」だった。
この渓谷は足場こそよく整備されていて人工的だが木々は多く、用意した日傘がまったく必要ない。GW中のせいか、人は多く、すれ違いに立ち止まってお互いに道を譲ることもしばしばあった。
車の音も聞こえず、鳥の声だけがよく聞こえた。水の流れる音を聞き、写真を撮りながら歩いた。
半ば過ぎに、「等々力不動尊」がある。休憩も兼ねてお参りした。
この渓谷はほぼ1キロメートル続いていて、最後に小さな日本庭園のある広場に出た。ここで木陰がなくなりこの日の暑さを感じ始めた。
渓谷を出た後はガイドブックに従って歩き、「善養寺」というユニークな石像がある場所に行くはずだった・・・。しかし、周りは閑静な住宅街。特徴のある建物もなく完全に道に迷ってしまった。(TT;)
しかし、世田谷区。周りのお宅は素敵なおうちばかり。そして、駐車場に止まっている車は断然、外国の高級車が多い。そんなことに感心している場合ではないのだが・・・。(笑)
「善養寺」はあきらめガイドブックのルート上にある多摩川の土手沿いの「多摩川堤通り」を目指し、ここへはなんとか到達した。初めの計画では、お昼に弁当を買い、多摩川の河原で食べようかとも考えたが、木陰がないと暑いだろうと止めた。都会だから、いくらもレストランや食堂があると高を括っていた。時間はどんどん進み昼時になるも、多摩川沿いには一軒も食べ物関連、コンビニさえ現れてこない!この日は25度を超す暑さで、お腹はすくは汗が噴き出て喉が渇くわでだんだん機嫌が悪くなる。特に夫は!!
夫がアイホンを持っていてやっとGPSを利用し始めた。気付くのが遅かったな~。このあたりは何もないらしい。仕方なく、歩く歩く。気が付くと1時近く。やっとコンビニが現れた。が、買っても適度な食べる場所がない。コンビニもあきらめ、帰りに利用する「上野毛駅」を目指す。その駅の前が環八通りだから、食堂もあるだろう。汗だくだく、おなかペコペコで黙々と歩きついに出た。途中、「五島美術館」(日本・東洋の古美術の宝庫)の前も(*実は私の計画ではここにもよるつもりだった)とおり、雰囲気的に夫はだめだろうと思い声もかけずにとおり過ぎたのだった。駅前で小さなお蕎麦屋さんを見つけやっと遅い昼食となった。
次回からはきちんとした地図を確保し、また、携帯も大いに利用してから行動しようと大いに反省。私たちの気はもうこれ以上、散策する気が完全に失せてしまい、今回は「等々力渓谷」メインで後はひたすら暑い中を歩き旅となり終了することとなった。
帰りは東急大井線・上野毛駅から隣の二子玉川駅で東急田園都市線に乗り換え、渋谷へ。そこから東京駅に向かい、総武快速線で千葉に帰った。予想以上に自宅に早く着いた。この日の万歩計の歩数は27000歩ほどだった。
最近のコメント